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消費者物価指数と生産者物価指数

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消費者物価指数とは、消費者が購入するモノやサービスの価格を示す指数です。 例えば、我々が普段出向くスーパーやデパートの売り場で表示されている価格を示したものがこれにあたります。

一方、生産者物価指数とは、モノやサービスが問屋などに出荷される際の価格を示す指数です。 例えば、パソコンなど各種製品を生産したメーカーが、問屋に引き渡す際に付けた価格を示したものがこれにあたります。

生産者物価指数は、意味は同じでも、国によっては名称が異なる場合があります。 日本の場合、生産者物価指数は存在しませんが、ほぼ同じ意味の指数として『企業物価指数』が発表されています。

消費者物価指数は、我々の日常生活に密着した物価動向ですが、一方、生産者物価指数は、 メーカーと問屋の取引価格という、我々の生活とやや距離がある物価動向であるため、直感的には消費者物価指数の方が重要度が高い気がします。

しかし、政策金利の動向を考える際には、実は生産者物価指数の方が重要なのです。 モノやサービスが消費者の手にわたるには、まずメーカーが生産し、問屋などの卸売業を通じ、スーパーなど小売業で販売される必要があります。

ですから、小売業で販売される価格、つまり消費者物価は、基本的には、卸売業から仕入れた価格に一定の利益(マージン)を上乗せすることで決まります。

また、卸売業が小売業に販売する価格は、メーカーから製品を仕入れる際に支払った価格、 つまり生産者物価に該当する価格に一定の利益(マージン)を上乗せすることで決まります。 そのため、消費者物価は、生産者物価の動きに影響されることになるわけです。

消費者物価指数と生産者物価指数の過去の動きを見ると、おおむねどの国でも生産者物価指数が変化するとやや時間差を経て、消費者物価指数も生産者物価指数と同じ方向に変化することが分かっています。

このような情報をもとに、中央銀行は、我々の生活に密着している消費者物価指数が上昇を続けないように、まず第一に生産者物価指数を重視し、政策金利の先行きを検討する傾向にあるのです。

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