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景況感調査、鉱工業生産

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GDPは国全体の付加価値を示すほか、各国で比較が可能な非常に便利な経済指標です。

しかし、GDPの発表は、毎月ではなく、四半期(3カ月)ごとになされるため、国全体の付加価値を計測するうえで、タイミングが遅いのが難点です。

例えば、日本の場合、1月~3月までのGDPは、5月中旬くらいに発表されます。 初冬から春先にかけての景気を知るのは、夏が近づきつつある時期となります。これでは、ちょっと遅いでしょう。

そこで市場参加者は、GDPと連動性が強く、GDPよりも前に発表される経済指標に注目し、その後に発表されるGDPや、その国の景気状況を確認します。

代表的な指標は、『景況感調査』『鉱工業生産』の2種類です。

①景況感調査

景況感調査とは、景気の状況について企業経営者などのビジネスパーソンに尋ねるアンケート調査のことです。 一般に企業経営者などは、自社のビジネスの状況や、取引関係にあるモノやサービスの流れを日々実感する立場にあります。

このため一企業経営者などの回答結果は、企業から見た経済活動の状況を表していると考えられます。

そして、各企業の回答を取りまとめることで、企業全体の経済活動、つまり景気を知ることができると言えます。 各国の景況感調査は、国によって調査の名称、調査をする組織・機関が異なります。

一般の方にとって、景況感調査は、あまり馴染みのないものに思えるかもしれません。 しかし、少なくとも、主要国の景況感調査は、一度目にしておくと後々役に立つと思われます。

②鉱工業生産

鉱工業生産とは、製造業と鉱業(両者を合わせて鉱工業と言う)の生産量を調べる調査です。 先進国では、鉱工業が経済全体に占める割合は、2~3割程度と小さく、サービス業と比べると、存在感が薄いと考える人もいるかもしれません。

しかし実際には、鉱工業の生産活動は、国全体の景気との連動性が非常に強く、鉱工業生産の動きを見ることで、その国の景気動向を確認することができます。

鉱工業生産は、GDPとは異なり、毎月発表されるほか、発表されるタイミングも比較的早いのが特徴です。 そのため、為替市場の参加者は、景気動向を確認するツールとして鉱工業生産に注目しています。

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