top›スワップポイントの落とし穴

スワップポイントの落とし穴

<広告>

<広告>

ポジションを保持しているだけで、自動的にスワップポイントが利益として得られる、これはFX取引の魅力のーつです。 しかし、スワップポイントが思わぬ落とし穴となって、大きな損失につながることもあります。

【ポンド/円で資金の大半を失ったAさん】

Aさんは、ある日、これからポンドが上がる(為替益が出る)と見込んで、「ポンド/円」を買いました。 ポンドの金利が上がったというニュースも知っていて、為替差益だけでなく、スワップポイントの利益も期待できると考えていたからです。

ところが、思惑とは反対に、ポンド/円の為替レート゜はすぐに下がりました。買ったときのレートから2~3円下がったときは、そのうち戻るだろうとそれほど慌てませんでしたが、その日はなんと5円以上下がったのです。 にも関わらず、Aさんはこう考えました。ここで損失を確定するのは悔しい。

スワップポイントがあるから、多少の損が出ても大丈夫だろうポンド/円のスワップポイントは大きいし、損は穴埋めできるはずだからレートもそのうち戻ってくるだろう。

その後ロンドンでテロ騒ぎが発生し、ポンド/円は下落。 Aさんのポジションは、強制ロスカットとなり、資金の大半を失ってしまったのです。 ポンド/円はその後値を戻しましたが、一度ロスカットとなったAさんの資金は当然一戻ってきませんでした。

【ドル/円で損失を抱えてしまったBさん】

ある年の初旬にBさんは「ドル/円」のポジションを買い持ちしていました。 2カ月前に買ったこのポジションは、為替レートが上昇し、含み益が増えて、スワップポイントも順調に貯まっています。 上昇トレンドに乗ったと考えたBさんは、そのままポジションを増やしていきました。

2カ月前に約定したドル/円はその後とともに買い増し、今月に入ってから勢いがさらに加速し、どこまで上昇するのか分からないので、この機を逃すまいとポジションを追加しました。

しかし、1週間後、急激な円高が進行し、ドル/円は2日間で大幅に下落。 それまでの含み益はあっという間に下落し蓄積したスワップを合わせても口座評価はマイナス状態。 ここ数カ月で追加したポジションの含み損が大きく響いたのです。

Bさんは、スワップポイントが増えることに期待し、その場を耐えることにしました。 しかし、高に相場が上昇する気配はなく、これ以上の損失に耐えられなくなったBさんは、全てのポジションを清算しました。 蓄積したスワップポイントは5万円ありましたが、損失は50万円、トータルで45万円のマイナスとなり、元手の資金が半分に減っていました。

前述した2人が痛い目に合った原因は何だったのでしょうか。 実は2人とも、為替変動による損失が発生しても、スワップポイントで穴埋めができる、と安易に考えていたことです。 結論から言えば、為替変動の影響をスワップポイントで穴埋めすることは、ほぼ不可能です。 毎日の為替変動でも、年間を通してそれぞれの大きさを計測すると、基本的にはスワップポイント分よりも変動の方が大きくなります。

通貨ペアによっては、あまり変動がないように見えても、長い期間で見ると為替変動の方が大きくなります。 例外もありますが、基本的には、スワップポイントだけでは、為替変動の損失をカバーすることはできないと考えておくべきでしょう。

2人とも、本当は為替変動による差益を狙っていたはずなのです。それなのに、途中からFX取引特有のスワップポイントに期待するようになり、損失が発生してもそのまま保持し続けていたことが敗因と言えるでしょう。 このように差益狙いのトレードでは、利益が出ているときは良いのですが、損失が発生したときはその対処が非常に重要となります。 「損小利大」と言われるように、損失が膨らんでくる前にポジションを閉じて、次に備えるのが最善策です。

しかし、「スワップポイントが貯まればカバーできる」と思い始めると、トレードの方法がおかしくなります。 さらには、自分のポジションが損失を出していることを認めたくない心理も働き、必ず挽回できるといった悪い錯覚を起こしてしまいます。

為替レートの変化の特徴として、「1日の変化が非常に少ない」ことが挙げられます。 動いたとしても、元の水準に戻ることが多いため、仮に含み損があっても回復している経験を何度もすると、それが頭にインプットされて当たり前のように考えてしまうのです。

一方で、為替レートは、動くときは一気に動くという性質もあります。 この点はベテランの投資家でもなかなか意識できないことも多く、普段勝ち続けていても、たった1回の負けで全てを失ってしまうことがあります。

為替差益狙いの場合は、スワップポイントの魅力に目を奪われないように、差益狙いのトレード方針を貫くようにしましょう。 スワップポイントを目的とした取引は、差益狙いとは全く違った投資方法であり、方針も儲けるポイントも違うのですから。

<広告>

為替投資コラム
取引明細書 1万通貨単位がいい FX(外国為替証拠金取引)とは 本業には向かない
夜のトレードが人気 IFD(イフダン) IFO MACD(マックディー)
OCO RSI アメリカの指標 アメリカの政策には注意
FXはいつでも決済できるのか インターネットで自分流のFX投資 うまく損切りするには キャリートレード
<両建て/td> 利上げと利下げでどう動く 迷ったらくりっく365 外国為替市場は眠らないマーケット
暴落時の対処法 複利で運用する 年利に換算して収益を考える くりっく365のメリット
クロス円 シナリオを考えてトレード スイングトレード ストキャスティクス
スワップが高い会社 スワップだけでも殖やせる スワップ デイトレードとスキャルピングの違いは
デリバティブは優秀な金融商品 テロやその他のリスクも考慮する ドル円だけでも儲けられる トレンドにのるには
トレンドライン FX投資は株より人気が高い なぜ買値と売値に差があるのか ニュースはどう見ればいいの
のんびり投資が比較的安全 ファンダメンタル分析 ポジション ボックス相場
マージンコール(追加証拠金) モバイルサービス ヨーロッパの指標 リスクコントロール
レジスタンスとサポート レバレッジ レパレッジはどの程度が適当か レポート
ろうそく足 ロングとショート 為替が動くと儲かる 為替相場の動きの原因
為替相場 移動平均線 円安・円高とはどういうことか 他に外貨商品にはどんなものがある
外貨預金よりFX投資がお得な理由とは FX投資の確定申告ってどうすればいいの 株とFXは同じようにネットトレードができる 基軸通貨
機械的に売買する FX投資では焦ってはいけない FX投資では金利差がもらえる 高金利通貨
高金利通貨の戦略 指値注文(リミットオーダー)と逆指値注文(ストップオーダー) 資金量とレバレッジの関係 自動売買機能
自動売買機能を活用しよう 自分にあった投資スタイルを見つけるには 失敗から学ぶこと 取引数量
手数料がゼロの会社 手数料 初心者は1000通貨単位の会社を選ぶ FX投資の勝率
FX投資の証拠金 証券会社でもFX投資が可能 FX投資の情報収集 テクニカル分析
情報量が多いFXの会社 成り行き注文 政策金利 政策転換には気をつける
FX投資の損益計算 FX投資は機械的に行う 短期と長期で扱えるFX投資 通貨ペア
通貨ペアの多いFX投資会社 FX投資の管理 FXの投資情報 東京金融先物取引所
日本の指標 入出金の手続き 年に数回取引でも儲けられる 円高
通貨ペアを考える 「円高ドル安」「円安ドル高」 「証拠金」はあくまで担保の役割 「短期」「中期」「長期」の3つに区分される
ドルストレート、クロス円 ポートフォリオはFX取引に向いている 為替差益、スワップポイントがFX取引の利益 金利の仕組み
総合、コアの2種類の指数 24時間いつでも取引できる FX取引ならではの魅力 FX取引は手数料が安い
アメリカ「ドル」 イギリス「ポンド」 オーストラリア「豪ドル」 カナダ「カナダドル」
スイス「フラン」 スウェーデン 「クローナ」 トルコ「リラ」 ニュージーランド 「ニュージーランドドル」
メキシコ「ペソ」 ヨーロッパ「ユーロ」 ロシア「ルーブル」 南アフリカ「ランド」
日本「円」 外貨預金のデメリット インフレと景気は常に「トレードオフ」の関係 FX投資と外貨預金の違い
スワップポイントが人気 スワップポイントの落とし穴 スワップポイントはマイナスもある スワップポイント狙いなら長期投資
政策金利に注意 パソコンや携帯電話を活用する リスクとリターンの関係が重要 メジャー通貨とマイナー通貨
リスクの指標 意外にも身近な存在の取引 為替リスク 為替レートと経済指標
為替レートに影響のある情報 景気を知るための指標 為替市場は常に動いている 為替変動リスク
FX投資は外貨預金に比べて、驚くほど割安 金利変動リスク 景況感調査、鉱工業生産 FX投資の材料は時代によって変化する
FX投資は自分が許容できる範囲で抑える 収益を左右する3つのリスク 少ない資金で高い利益率が得られる 少額の資金でもFX取引に参加できる
消費者物価指数と生産者物価指数 分散投資がリスクを軽減させる 信用リスク 数万円程度の資金でスタートが可能
世界の全ての通貨が取引対象となる インターバンク市場 相場との相性が重要 は政策金利も重要
中央銀行の仕事 長期間の時間変化はチャートで調べる 長期投資であせらないことが重要 ロスカットマージン
通貨には様々な性質がある 通貨の売り買いの意味を理解する 投資知識・経験なしでも大丈夫 通貨ペアは互いに影響を及ぼし合っている
雇用と賃金の関係 本来、為替取引に手数料は必要ない 流動性リスク 絶大な人気を誇る投資方法

<広告>

<広告>